釜石クラス第三回目は、釜石で開催されるワールドカップ前、最後のクラスでした。毎週ごとに気温も低くなってきて、すっかり秋めいてきました。
ウォームアップは恒例の一周走から始まり、ストレッチをした後に、ラグビーボールでドッジボールを行いました。基本的なルールは普通のドッジボールと同じで、投げるのは両手のラグビーパスのみで1セット目を行い、2セット目はそこからハンドキャッチのみOKというルールを追加しました。すると、言われなくともハンズアップで構えるようになり、パスのキーファクターまで意識してくれて、とても有意義なウォームアップになりました。
先週に引き続きボールゲームでは、2パス以上をルールに入れて行いました。パスをしようとする意識はとても良かったのですが、ゲーム中のミスが少し出てしまいました。ゲームの間は各チームでミーティングを行い、どうすれば勝てるかを話し合っていました。コーチからは簡単なヒントだけをあげて、ゲームターゲットを作り易くするよう心がけました。
今週もパスのタイムトライアルを行いました。先週の反省を活かしましょうと話し、やってみると、驚くほどタイムが早くなっていました。気持ちのムラが少しあるものの、どんどん伸びていく選手を見ているのがこちらも楽しくなってきました。
スキルトレーニングではコーチがディフェンスに入っての2vs1を行いました。パススキルからの発展で、動きながらかつ前の相手も見なければならないこともあり、始めはパスが上手くいかないなどのミスが目立ちました。改めてパスのキーファクターを確認して、チャレンジがあればミスしても良いよと伝えると、吹っ切れたかのようにパスがつながるようになりました。
最後にパススキルを使ってボールゲームを行うと、パスミス、キャッチミス共にほとんどなくなり、とてもスピーディーにボールが動いていました。
毎回の選手の成長に喜びながらも、選手にはワールドカップを観てもっとラグビーを学んでほしいと伝え三回目の締めとしました。
《第3回練習内容》
1.ランニング
2.ラグビードッジボール
3.タッチフット
4.パストレーニング
5.2vs1
6.タッチフット
7.クールダウン、ストレッチ
メインコーチ:佐伯 悠(釜石シーウェイブスRFC)
アシスタントコーチ:中野 裕太 (釜石シーウェイブスRFC所属)