第5回放課後ラグビー釜石クラスが釜石市松倉グランドで開催されました。 今回も釜石シーウェイブスの松原コーチと長田に加え、 釜石シーウェイブスの須田キャプテン・佐伯選手・中野選手の3名も指導にあたってくれました。
釜石クラスは4名の欠席者がいましたが、小学5年生から中学3年生までで編成された15名でスタートいたしました。 今回も釜石クラスのテーマである 『アタックの原則に基づいた得点するまでのトレーニング・ランニングスキル』に基づいて 『サポートプレーヤーのコミュニケーションと反応』に重点をおいて指導しました。
中秋の名月で天気も良かったのですが、気温が低かった為、入念なW-UPからスタート。 身体も温まり、じわりと汗が出てきた所でスピードトレーニングに移りました。 1ヶ月ぶりの教室だったので、多少の不安もありましたが選手たちの元気な顔が見れて一安心。また意識するポイントの質問をすると即答で返ってくるくらいの反応の良さで不安なくスタートできました。
子どもたちに指導していて感じることですが、筋力量を増加させるようなトレーニングをしているわけではありませんが、ランニングやスタートダッシュの大事なポイントを指導するだけで、選手たちが大きく変化します。指導者が基礎やポイントを大事に指導することの重要性に気づかされています。子どもたちの成長から指導者としても大事なことを再確認させてもらっています。
その後はボールを使ったラグビーのスキルトレーニングを行いました。 まずはコミュニケーションの重要性を認識してもらう為に目隠しTRYスコアチャレンジというドリルを行います。 このドリルは目隠しをした選手を周りの選手が一切手を使わず声だけで誘導し、ボールを拾いTRYラインに置かれたバッグの上まで運ぶドリルです。 初めて行うドリルだったこともあり、選手たちのとても楽しそうでした。練習の最初で、今日のテーマでもあったコミュニケーションを楽しい練習の中で行なったことで、その後のコミュニケーションの練習が効果的に進みました。
次は、目隠しTRYスコアチャレンジをレベルアップさせて、目隠しのままで仲間のコールを頼りにディフェンス役のコーチたちをかわしてトライさせるメニューを行いました。 最初は声は大きく出るものの、的確な言葉が出てこず上手くいきませんでした。コーチたちが「左右どちらなのか?どのくらいの距離なのか?深さは?どのタイミングでパスが欲しいか?」などコールすることのアドバイスした後は、パスする選手も正確なパスが放れるようになり、スムーズにトライができました。
上記のメニューでコミュニケーションが的確にできるようになったところで、目隠しを外した3vs2人のドリルを行いました。 方法は攻撃は3人でコーチがランダムにパスを放り、2人のDFの空いたスペースにボールを運びトライする練習です。 選手たちは先ほど行ったドリルの成果が出て、確実にトライまで持っていくことができました。
そして最後は選手たちお待ちかタッチゲームです。 今回はスペースを作るためにタッチバックゲームを行いました。 最初から選手たちはテンションが高く、楽しそうに練習していました。今日は幅を広くしたコートでゲームをしたのですが、スペースを見つけることはできても、広いスペースにボールを運ぶスキルについて課題が見られました。これらの課題はこれからの練習で取り組んでいきます。
今回の練習でかなりコミュニケーション能力が向上しました。次回からもベーシックスキルを大切にしながら、楽しくラグビースキルを向上できる練習メニューを行っていきたいと思います。
[第5回練習内容]
1、 W-UP
2、 ランニングスキル
3 、目隠しTRYスコアチャレンジ
4、 スペース判断ドリル
5、 タッチゲーム
6、 クールダウン・フィードバック
メインコーチ 松原
アシスタントコーチ 長田
サポートチーム 釜石シーウェイブス(須田キャプテン・佐伯選手・中野選手)