皆さんこんにちは。2016年放課後ラグビープログラム神戸市クラスが12月7日JR西日本レイラーズグランドにて無事開催することができました。このクラスを担当するメインコーチの冨岡です。どうぞ2月末までの残り9回、宜しくお願い致します。生徒の皆さんが少しでも成長できる様に全力でサポートさせて頂きます。
さて、第1回目の構成は以下の通りです。本日のテーマ「事業趣旨の理解とみんなの名前を覚える」としました。
◆趣旨説明会
クラブハウスのミーティングルームで生徒の皆さんと保護者の方々に放課後ラグビープログラムの趣旨説明から始めさせて頂きました。また神戸市教育委員会からもスタッフの方がお見えになり、ご挨拶頂きました。寒い中、ありがとうございました。生徒の皆さんはミーティングルームから見えるライトアップされた緑の天然芝で早く練習したかったはずだと思いますが、この事業の趣旨をちゃんと理解した上で今後ラグビーを目一杯、楽しんでもらいたいと思い実施しました。
事業趣旨説明後は、この神戸市クラスの10回のトレーニングシラバスについてお話させて頂きました。テーマについてはワールドラグビーが提示している「プレーの原則」を基に構成させて頂きました。シラバスの狙いとしては第1回からの第10回までの練習構成を知ってもらうことで自分が苦手とするところ、得意とするところを把握し、3ヶ月という短い時間で効率的に成長してもらう為です。
神戸市クラスで身につけてもらいたいスキルは大きく3つに分けて①見つける力②立つ力③走る力(前にでる力)です。「プレーの原則」のサイクルをより効果的に回す為に必要不可欠なスキルです。全10回を通して、このスキルを身に付けることで将来的に必要なフィジカルプレーに非常に大きな良い影響を与えてくれるはずです。
◆ インドアアイスブレイク
この日のテーマの一つに「名前を覚える」という目的がありました。グランドに出る前に2つのゲームを実施しました。手を繋いだり、全員で大きな声を出してみたり、名前を覚えて呼び合ったり。今後のクラスを円滑に進めていく為に生徒と生徒の距離、私と生徒の距離を縮めるゲームで盛り上がりました。まだまだ照れくさそうでしたが、なるべく早く距離が縮まるようにしていきたいと思います。
◆ アクティブストレッチ
ここからようやくグランドでの練習に入っていきます。みんなもやっと外に出れたという表情を見せる生徒も中にはいました(笑)。そう見えただけかも知れませんが(笑)。
静的ストレッチはこの時期だと筋温が下がってしまい、怪我のリスクに繋がる可能性がありますので、少しジョギングを加えた後に動的ストレッチでダイナミックに身体を動かしながらストレッチを実施しました。
◆ ハンドリングスキルとボールゲーム
最初に3人1組連続パスを実施しました。意識するポイントはパスをした後、終わるのではなく、仕事を探し続けることです。最初のミーティングで話した様に、次の仕事を「見つける」というところに繋げる為です。最初はドリルに慣れることに精一杯な感じでしたが徐々に慣れてくると「見つける」ことができるようになり、単発プレーで終わるのではなく、試合と同じ様にプレーを継続させることができました。これからは更に「見つける」というスキルに特化した練習にも取り組んでいきます。
最後の10分間は小中学生に分かれてタッチフットを実施しました。ここにもちゃんと意図があります。初めのミーティングで話した様にどんなに足が速くても、どんなにもタックルが凄くても「見つける」「立つ」「走る」ができないと持っているスキルが発揮されることはありません。どんなに破壊力のあるミサイルを積んだ戦闘機でも性能(見つけるレーダー、撃墜するポジショニング)がないと敵を仕留めきることはできないと思います。タッチフットの最後に笛でプレーを止め、ボールウォッチャーが多い⇒見れない⇒立てない⇒仕留めきれないという今起こっている現状を把握してもらいました。
◆まとめ及び次回へのコメント
次回からはチャンスを作り出す為に、上述したスキルを伸ばしていきたいと思います。それではまた来週!
【第1回練習内容】
1、趣旨説明会
2、インドアアイスブレイク
3、 アクティブストレッチ
・ 50%で22mラインダッシュ3往復
・ ニーグラブ&リーチ
・ もも前リーチ
・ スパイダーウォーク
・ スパイダーコンボ
4、ハンドリングスキルとボールゲーム
・3人一組連続パス
・タッチフット
メインコーチ:富岡
アシストコーチ:梶原