東大阪市花園ラグビー場において、今年度第5回目の放課後ラグビープログラムが開催されました。
本レッスンのテーマは『仕掛ける』。
このプログラムでは、積極的に自分から率先して仲間と「つながる」姿勢を持つことを最重要課題としていますが、『つなぐ』ことにだけ主眼を置くのではく、時には強引に『仕掛ける』ことも大切です。パスだけではトライは生まれません。パスを受ける際の速度や向き、受けてからのスキルなど。今回は現役女子ラグビー選手でもある射手矢コーチの指導(本人にとっては再度学ぶためのリラーンでもある)により、子どもたちに半ば強引でも自ら積極的に相手を抜きに行くテクニックを身につけて欲しいと練習計画を立てました。
というわけで、クラスがスタート!
ウォーミングアップから『抜く・かわす』動作を入れ、3つのステップを導入しながらボールを『持つ前、持った後』をケーススタディ形式で落とし込んでいきます。みるみるうちに子どもたちの動き方が変化していきます。
そこにライナーズの東郷・田中、両選手からのアドバイスもあり、動作が鋭さを増してきました。
動きが洗練されたところで、本クラスのテーマである『つながる、つなげる』を差し込み、ミニゲームやゲームトレーニングで確認すれば、『仕掛ける』ことにより、『つながる』ことの幅が広がっていきます。
例えば、抜き去ろうと意識することでDFに向かって行くスピードが増し、パスを『つながる』次の受け手もよりスピードを増して空間に走り込んで来るようになったり、投げ手と受け手が交差する所謂『クロス』も、自然発生するようになりました。
自ら仕掛けること即ち、主導的に動くことで周りが動きだす。
何事も受け身ではなく、大切なことは『自ら率先して動く』ことで自然と『つながる』思いを持つ人が現れるのです。
レッスン終了後には自ら率先して用具の片付けや掃除をしてくれる子どもたちを見て、練習以外のことにも『つなげる』を実践してくれている姿に感慨深くなった、今夜の花園でした。
【第5回練習内容】
1:オープニング
2:ジョグ&ナンバーゲーム
3:ダイナミックストレッチ
4:アンクルタッチ
5:アジリティゲーム
6:アジリティラン
7:ステップ1(アウトサイド)
8:ステップ2(インサイド)
9:ステップ3(ジャンプ)
10:1対1(中学生チーム、小学生チームに分けて)
11:ハーフフィールドタッチフット(中学生チーム、小学生チームに分けて)
12:1対1(中学生チーム、小学生チームに分けて)
12:仕掛ける2対1(中学生チーム、小学生チームに分けて)
13:ハーフフィールドタッチフット(中学生チーム、小学生チームに分けて)
14:マーカー片付けフィットネス
15:クールダウン
16:クロージング
メインコーチ:南條賢太
アシストコーチ:射手矢なづき
ゲストコーチ:東郷選手、田中選手(共に近鉄ライナーズ)